朝ドラ好調の理由 会長は「時間帯」と「子役」と分析
NHKが6日、定例の会長会見を開き、最近の朝ドラが高視聴率を記録し続けている現象について、籾井勝人会長は、好調の理由を「時間帯」と「子役」と分析した。
今月1日に最終回を迎えた「とと姉ちゃん」は全156回の平均視聴率が22・8%、その前の「あさが来た」も23・5%だった。3日にスタートした「べっぴんさん」も初回の平均視聴率が21・6%と、2013年前期の「あまちゃん」以降、8作連続での初回20%超えを記録するなど、好調が続いている。(数字はビデオリサーチ日報調べ、関東地区)
同会長は好調の要因について「そっけない話をすると多分時間帯がいいんだと思います」と放送時間が2010年春スタートの「ゲゲゲの女房」から午前8時15分から8時ちょうどに繰り上がったことを挙げた。「僕、前、8時15分の頃は見られなかった。15分繰り上げたことで多くの見られなかった人が見られるようになった」と実感を込めて話した。
内容面では「出だし(序盤)で子役が出てくるじゃないですか。みんなかわいい」とにこやかに指摘。「(主人公の)すみれ(の幼少時代)。あれなんかも本当にかわいいじゃないですか」と今回の「べっぴんさん」についても、この法則が当てはまるとした。
また、「前向き、ひたむきじゃないですか。主人公の生き方とか性格が」と見ていて元気になれる点や、「見るのが習慣になっているのがあるかもしれない」と理由を挙げた。