白竜、Vシネ全盛時は1本700万 きっかけはたけし映画
Vシネマ全盛期にアウトロー役で活躍した、俳優の白竜が13日深夜にテレビ東京系で放送された「じっくり聞いタロウ~スター近況報告~」(木曜深夜0・12)に出演。Vシネ全盛時のギャラについて赤裸々に語った。
元々はロックバンドのボーカルとしてデビューした白竜。ビートたけしこと、北野武の初監督作品「その男、凶暴につき」で俳優として出演が決まり、当初のオファーは警察署長役だった。
だが撮影前、たけしがオーディションをしている会場の近くを通りかかったので、コートにリーゼントといういで立ちで挨拶したところ、ジーッとたけしに見られたという。白竜はオーディション時というまずいタイミングで行ってしまったと反省、その場をすぐに立ち去った。
すると翌日、マネージャーから電話があり、「役が変わったから。清弘っていう殺し屋の役になったから」と言われたという。台本を確認すると、警察署長役よりずっとセリフが少なく、役の変更を喜んで引き受けたと振り返った。
それがきっかけとなり、俳優としてアウトローなコワモテ役が次々舞い込み、Vシネマの全盛期には、1本あたり、2週間の撮影で700万円という破格のギャラを受け取っていた。人気シリーズになると「それを25本くらい(撮っていた)」と話すと、番組MCの次長課長・河本準一が「25本!?」と聞き返し、共演者一同驚愕。700万円×25本となれば、シリーズ総計で1億7500万円。白竜のVシネマギャラ事情に驚いていた。