蜷川実花氏「父も喜んでいる」剛太郎の芸術監督就任に
俳優で演出家の吉田鋼太郎(57)が15日、都内で会見し、今年5月に80歳で死去した演出家の蜷川幸雄さんが務めていた「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の2代目芸術監督に就任したことを発表した。蜷川さんの、病床からの“遺言”によって後継者となった吉田は、蜷川さんを「父のような存在」とし、全身全霊で“遺産”を引き継ぐことを誓った。
蜷川さんの長女で写真家・映画監督の蜷川実花さん(43)は、この日の会見で吉田に「彩の国シェイクスピア・シリーズは、父がライフワークとして取り組んでいたので、吉田鋼太郎さんに引き継いでいただくことで、父も喜んでいると思います」とメッセージを寄せた。実花さんは9月20日付で「彩の国さいたま芸術劇場シェイクスピア企画委員会」の委員となっており、吉田の2代目芸術監督就任を承認する立場となっていた。