市村正親、最後の「ミス・サイゴン」初日 来年卒業「美奈子の思い受け継ぐ」
ミュージカル「ミス・サイゴン」が19日、東京・帝国劇場で初日を迎え、エンジニアを演じる俳優の市村正親(67)らが上演前に会見した。
市村は来年1月までの全国公演をもって、1992年の初演から出演し続けた本作を卒業。思い出を聞かれると、2005年に亡くなった歌手・本田美奈子.さん(享年38)の名が口をついた。
「美奈子は隣の楽屋でね、僕のことを『お父ちゃん』と呼んでいて。2回公演の時なんかは、間に一緒にご飯を食べたりね…。舞台でけがをしたことも生々しかった」と、92年の舞台で足の指を骨折したことなど本田さんの思い出を語り、「美奈子の思いも受け継いで頑張りますよ」と、完全燃焼を誓った。