野沢雅子、肝付さんと最後の収録明かす「酸素ボンベを付けて…」「私が横でキューを」
人気アニメ「ドラえもん」の初代・スネ夫役を演じた声優・肝付兼太さんが20日、肺炎のため亡くなった。80歳。24日に所属事務所が公表した。
肝付さんと数多くの作品で共演した声優・野沢雅子が追悼コメントを発表し、先日に一緒に収録を行った際の肝付さんの様子を明かした。
◆以下全文
突然の訃報に吃驚しました。
この間、収録で会った時に酸素ボンベを付けていらっしゃったので、頭に?マークが飛び交いました。
会った時の顔はパンパンだったのですが「肝ちゃん元気?」と聞いたら、「うん僕元気だよ。こんなの付けてんだけどね」と仰ってました。
「どこが悪いの?」と聞いたら、「肺があまり動かないんだよ」とのことで、その時も台詞を一つ一つ私が横でキューを出して収録しました。
最後の思い出として、お手伝いが出来て良かったと思います。
親友のたてかべさんが先に行って待っているので、寂しくなって急いで行っちゃったんでしょうね。