竜雷太、平幹二朗さんに「努力しなさいと勇気もらった気がする」…最後場面で共演
23日に急逝した俳優の平幹二朗さんが出演していた、フジテレビ系ドラマ「カインとアベル」(月曜、午後9・00)の第2話が24日、放送された。平さんの最後の出演となったシーンで共演した竜雷太(76)はデイリースポーツの取材に、悲報に驚きながら「お前も努力しなさいよ、という勇気をもらったような気がする」と悼んだ。
24日放送の冒頭では「昨日、10月23日平幹二朗さんがお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈りいたします」と急逝を悼むテロップが表示された。
平さんは主人公の祖父・宗一郎役で出演。第2話で、旧友役の竜雷太とウイスキーを飲みながら孫の主人公について語り合い、竜に「ありゃあ、お前に似てるな」と言われると「うん?そうか…」とうれしそうに微笑むなど、友と楽しそうに談笑。これが最後の出演場面となった。
竜は、24日に取材に応じ「平さんは私より6歳上なのに同級生役。この元気さはどこから来るのだろうと思った。だから訃報にはびっくりした」と、信じられない様子。共演は2シーンで、9月29日に1日で撮り終えたという。「僕と正反対で、才能と努力の人。お前も努力しなさいよ、という勇気をもらったような気がする。最後にご一緒できたのはうれしい」と振り返った。
同局によると、代役は検討中で、近日中に収録予定の第4話に当初、宗一郎が登場予定だったが、変更も含めて調整が行われている。