カン・ハンナが「角川短歌賞」で佳作に 初応募のコンテストでいきなり快挙
韓国出身のタレント、カン・ハンナ(35)が、「第62回角川短歌賞」の佳作に入選したことが25日、わかった。ハンナはNHK・Eテレ「短歌de胸キュン」、「NHK短歌」にレギュラー出演中。番組出演をきっかけに短歌に魅了されて創作活動を始め、初応募のコンテストでいきなり快挙を成し遂げた。
作品の題名は「雲の中スピード出して」。応募総数は574篇で、そのうちグランプリにあたる「角川短歌賞」は2篇。佳作3篇の中に、ハンナの歌が選ばれた。主催者によると、過去に、芸能人の受賞および入選は「記憶にない」とのこと。結果を知ったハンナは、涙を流して驚き、大喜びしていたという。
ハンナは「少しでも多くの人に短歌の魅力を伝えたかったこと、この短歌を通じて、韓国で応援してくれている家族への感謝の気持ち、そして日本と韓国の架け橋になるためにこれからも頑張っていくぞという私の決意などを伝えたかったからです」と応募の経緯を説明。「私は短歌が好きなので、これからも作品を創り続けていきたいです。そして、短歌の魅力をさらに伝えていけるようにこれからも頑張っていきたいと思います」と喜びをあらわにした。
「角川短歌賞」は、未発表五十首一連応募作品を対象に選ばれる新人賞。歌壇に新しい開花をもたらす才能の発掘を目的に、1955年に角川書店によって創設された。