杉良太郎が文化功労者「非常に身に余る光栄」
俳優で歌手の杉良太郎(72)が28日、今年度の文化功労者に選出された。
日本ベトナム特別大使や法務省特別矯正監を務めるなど、50年以上にわたって、国内外の文化交流並びに日本文化の発信などの献身的な活動が評価された。
このほど開かれた記者会見では「1人で考えて、失敗しても全部自分の責任と思い、淡々と力まずにやったことで、長く続いたのかな」と語り「非常に身に余る光栄」と口元を引き締めた。
ベトナムとの関わりは特に深く、児童養護施設や日本語学校の設立、日越友好音楽祭の開催などで、友好の橋渡しに貢献。「草の根的に平和を実現するには、政治や経済と同等に文化が大切」と信念を貫いて取り組む思いを言葉にした。
演歌歌手・伍代夏子とはおしどり夫婦としても有名。「文化功労者って何なの?と言われて『大変な栄誉だよ』と言って聞かせた。受章のあとに乾杯したい」と顔をほころばせた。