平幹二朗さん、亡くなる前夜に孫と対面 長男・岳大明かす 告別式に600人
22日に亡くなった俳優・平幹二朗さん(享年82)の告別式が28日、東京・青山葬儀所で営まれ、元妻の佐久間良子、栗原小巻、富司純子、佐々木蔵之介、V6の三宅健ら芸能関係者をはじめ、約600人が参列した。
喪主を務めた長男で俳優の平岳大(42)は挨拶に立ち、「『生前、父は…』と言う日が来るとは思っていましたが、こんなに唐突に来るとは思いませんでした」と突然の死を悔やんだ。
岳大は、幹二朗さんが亡くなる前日、生まれたばかりの孫の顔を見に行ったことを明かした。「妹に子供が生まれました。忙しい父は会いにいけませんでしたが、先週の金曜日に顔を見に行きました。最初は遠くから不思議そうに見ていましたが、太い大きな手で赤ん坊を抱きかかえ、ほ乳瓶でミルクをあげていました」とその時の様子を明かした。
「気を良くしたのか、大好きなワインを沢山いただいてました。父と僕と妹で、今までできてなかった家族の会話ができました」とエピソードを明かした。その後、岳大が幹二朗さんを家まで送った際には、「『もう飲むな』って言ったら、父は子供が親を見るようなかわいい顔をして『岳、もう帰りなさい』と笑っていました。父は幸せだったと思います」と最後に見た父の様子を振り返っていた。