ダンディ坂野 カズレーザーの尊敬発言にクレーム テレビに出ても勝算無く
お笑いタレントのダンディ坂野が29日深夜にフジテレビ系で放送された「さんまのお笑い向上委員会」に出演し、事務所の後輩であるメイプル超合金のカズレーザーにクレームを訴えた。
ダンディは「カズがことあるごとに、ありがたいことにテレビ局での打ち合わせで『ダンディさんを尊敬している』と言ってくれる」とカズレーザーが先輩を立てようとしてくれていることを明かした。その上でダンディは「でも、明らかにこのメジャー軍団に相対しまして、僕は玉入れしかできません」と独特の表現で、売れっ子タレントを前に自分は同じように活躍することはできないと訴えた。
MCの明石家さんまが「何が不満あんねん。ありがたいこと」と名前を出してくれるカズレーザーに感謝すべきとした。
ダンディは「テレビ局に呼ばれてもいつもこんな感じ。いつも『尊敬するのやめていいですか』ってオチで終わる。それだったらワイプに出るので十分じゃないですか」とせっかくテレビ番組に出演しても期待ほどに笑いをとれない現状を述べ、ワイプ画面の出演で十分だと主張。芸人としては消極的すぎる発言を繰り出した。
ナレーションでは「ガラスのハートのダンディ。後輩のカズのおかげで勝算の無い番組出演が増える」と流れた。
ここでさんまはカズレーザーに、ダンディを尊敬する理由を尋ねた。カズレーザーは「ダンディさんは『ゲッツ』を発明したのはマジでお笑い界に一石を投じた」と熱弁をふるい始めた。
「何の意味もない言葉なのに、なんかポジティブな空気になる。CMの最後に使われるとイメージが上がる。ダンディさんは『ダンディ坂野』というピラミッドを作ってトップにいる人。お笑い界の歴史に残る人なんです」と豊かな表現でダンディへの尊敬の念を訴えた。
これにダンディは「うれ…うれしいです」と、どもりながら短く返すのが精いっぱいだった。