ＮＨＫは１２日、大みそかに生放送する「第６７回ＮＨＫ紅白歌合戦」（ＮＨＫ総合、後７・１５）の白組司会が嵐・相葉雅紀（３３）、紅組が女優・有村架純（２３）に決定したことを発表した。相葉は嵐として２０１０年から５年連続で司会を務めたが単独での紅白司会は初。有村は本格的な番組司会に初挑戦する。相葉司会を受けて、嵐は０９年から８年連続出場が確実となった。

　司会発表から約５時間後、嵐の５大ドームツアー札幌公演でメンバー全員から祝福を受けた。櫻井翔（３４）から「紅白の司会おめでとうございます！」と話題を振られると、相葉は「１人でやるということで、大変心細い。皆さんも不安だと思いますが一緒に年末を過ごせれば。頑張ります」と気合を入れた。

　まさかの“単独指名”だった。相葉は４月から同局のスポーツ番組「グッと！スポーツ」で司会を担当。親しみやすい進行を期待されており「僕一人がお引き受けできる立場ではないと思い、本当に悩みました…。でもこの先、僕の人生でこんな有難いお話は一生いただけない。毎年年末に『あの時にお受けすればよかった…』と後悔するよりチャレンジさせていただきたい」と決断した。

　相葉と大役に挑むのは、２０１７年前期の同局連続テレビ小説「ひよっこ」のヒロイン有村。フジテレビ系月９「ようこそ、わが家へ」（１５年４月期）では相葉と兄妹役を演じている。フレッシュさを期待された起用に「私の人生に二度とない出来事。まだまだ力不足。本当に恐れ多い」と恐縮しながら、「感謝の気持ちを持って精いっぱいやらせていただきたく思います」と決意を語っている。

　ジャニーズ所属タレントの紅白司会は、９７年のＳＭＡＰ・中居正広（４４）から始まり、相葉で通算１３度目。０６年の中居司会から嵐、Ｖ６・井ノ原快彦（４０）、相葉と１１年連続となる。総合司会は現在、ＮＨＫアナウンサーで調整している。