瑛太のライブパフォーマンス 共演のプロも絶賛
演出家・宮藤官九郎(46)が作・演出したオリジナルロックオペラシリーズの第3弾「サンバイザー兄弟」が13日、東京・池袋のサンシャイン劇場で初日を迎え、俳優・瑛太(33)、ロックバンド・怒髪天のボーカル・増子直純(50)、女優のりょう(43)、清野菜名(22)らが舞台シーンを公開、併せて会見も行った。
宮藤によると今回のテーマは「出演者全員が歌って踊って楽器を演奏すること」だという。瑛太と増子はヤクザの舎弟と兄貴役で、2人はライブシーンでボーカルを務める。
ロックオペラ初出演の瑛太は宮藤が脚本を書いた映画「なくもんか」に出演経験はあるが、演出を受けるのは初めてという。「多少ライブで歌っていたことはあるけれど、舞台で歌うのは初めて。増子さんからマイクの持ち方や声の張り方を教わりました」と振り返ると、宮藤から「瑛太君の歌は素晴らしいですよ」と絶賛の言葉が飛び出した。
一方の増子は舞台初出演。「ちょい役なら出てもいいやと安請け合いしてたら、この役でしょう。一度は『まあ無理』と断ったんだけど…。舞台は大人数のバンドを組み直してアルバムを作るような感じかな」と打ち明けた。2014年に結成30年を迎えた怒髪天のメンバーとの演奏は「家族みたいなもの。何も言わなくても分かる」と話し、今回は「ホームステイ。その家のルールに従います」と表現した。
組長の妻役のりょうはピアノに悪戦線苦闘したが「怒髪天が大好きなので、増子さんのボーカルで私がピアノがひけるんて」と満足顔。増子の娘役の清野は「グレッチのギターを買っちゃいました」と目をキラキラさせていた。