故三船敏郎さん ハリウッド殿堂入り式典で星形の敷石披露
俳優の故三船敏郎さんが米ハリウッドの殿堂入りを果たしたことを祝う式典が14日(日本時間15日)、ハリウッドの観光名所「ウオーク・オブ・フェーム(名声の歩道)」で開かれ、三船さんの名前を刻んだ星形の敷石が披露された。
式典には三船さんの孫で映画プロデューサーの力也さん(28)が出席し「三船が亡くなってから来年で20年になるが、彼の業績が今も認識されうれしく思う」とあいさつ。三船さんが亡くなった時は9歳だったが「家でもいつも背筋を伸ばして本当の侍のようだった」と振り返った。
ハリウッドの商工会議所は昨年6月、三船さんの殿堂入りを発表した。同会議所選考委員会のビン・ディボナ委員長は式典で三船さんの業績を紹介、この日をハリウッドでの三船さんの日とすると発表した。
三船さんは「羅生門」「七人の侍」「用心棒」など黒澤明監督の名作に出演し、世界的に知られるようになった。「グラン・プリ」などで米映画にも出演した。
式典には近く公開される三船さんのドキュメンタリー映画「ミフネ ザ・ラスト・サムライ」を製作したスティーブン・オカザキ監督も出席した。