大河のボーイズラブ NHKは「ちょっと怖い」…脚本家の目線に

 NHKは16日、都内の同局で放送総局長定例会見を開いた。中園ミホ氏が脚本を手がける鈴木亮平(33)主演の2018年度大河ドラマ「西郷(せご)どん」のボーイズラブ要素について、放送総局長の木田幸紀氏は「中園さんの目線でどう描かれるか。ちょっと怖いところもあります」と述べた。

 木田総局長は「少年から青年(時代)にかけてほぼ寝食を共にして過ごしている。そういう世界」と時代背景を鑑みながら、「それがラブなのか友情なのかは微妙ですが、汗臭い世界が描かれるのではないか」と考えを示した。ボーイズラブに期待しているかと問われると、「どうですかね。そういう感じにはならないと思いますけどね。クラブ活動のような感じでは」と男の友情物語を推測していた。

 今月2日の会見で、中園氏は「今まで見たことがある上野の銅像の西郷さんとは全く違うものになる」と予告し、「原作は色んな愛にあふれています。島津斉彬との師弟愛、家族愛、男女の愛、ボーイズラブまで」と“衝撃”発言していた。櫻井賢チーフプロデューサーは、ボーイズライブについて「尊敬する人に対しての恋愛的感情」と説明していた。

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