AAA、苦節11年初の大舞台「ついに来たぜ東京ドーム!」
男性5人女性2人の混成グループ、AAA(トリプルエー)が16日、2日間にわたった初東京ドーム公演の千秋楽を迎えた。ヒット曲「NEW」や新曲「涙のない世界」など22曲を熱唱し、12、13日の京セラドーム大阪と合わせ、デビューから苦節11周年でたどりついたドーム4デイズをファン5万人と締めくくった。
場内を稲妻が光り、5万個のペンライトが一斉に点滅する近未来空間に声援がこだました。宇野実彩子(30)は「こんな歓声、初体験…」と驚き、日高光啓(29)は「ついに来たぜ、東京ドーム!」と声を張り上げた。
長い道のりだった。05年にデビューし日本レコード大賞最優秀新人賞を獲得も、セールスは急落。メンバー脱退などで解散の危機もあった。13年の「恋音と雨空」の大ヒットなどでV字回復し、今年のライブ動員は全アーティスト9位の48万9000人を誇る。
今年“月9”「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」に出演した西島隆弘(30)を筆頭にソロでも幅広く活躍しファンの裾野を広げ、多面的な顔を持つ唯一無二のグループへと成長した。
西島は「段階を地道に歩んで来られたから、今日も程よい緊張感と冷静さで臨めた。11年間はグループにとっては必要な時間だった」と分析。トークコーナーで「エイベックスの同期」というピコ太郎のモノマネも披露。互いに日の目を見ない日々をへてのブレークに「諦めないってすごい。やり続けることが大事」と共感した。
来年2月8日に新曲、同22日にアルバムをリリースすることも発表。2017年も勢いは止まりそうにない。