グループサウンズ「ザ・ワイルドワンズ」が２２日、大阪市内で、昨年４月に他界したリーダーの加瀬邦彦さんを追悼する結成５０周年ツアーの大阪公演を開催した。

　開演前にメンバー３人と、今回ツアーに加瀬さんの“代役”で参加している次男・友貴さん（３４）が会見。友貴さんは父の後を継いで東京のライブハウス「ケネディハウス」を経営しており、楽器や歌は趣味の範囲だったというが、来年４月まで今回ツアー限定でギター＆コーラスで参加している。

　植田芳暁（６８）は、幼少時から知っている友貴さんについて「ちょっとしたしぐさが、ギター持って首かしげるしぐさとかが加瀬さんにそっくりで、泣きそうになっちゃう」と感激の様子。鳥塚しげき（６９）は「時代が時代ならお世継ぎなんだからさあ」、島英二（６９）も「お客さんも『友貴くん、出て』って言ってるよ」と熱心に正規メンバーとして勧誘していた。

　友貴さんは「皆さんとステージに立たせていただき、これも天にいる父からのプレゼントだと思います」とあいさつ。メンバーから礼儀正しすぎると突っ込まれた友貴さんは「父が自由人でしたので、加瀬家は母に厳しく教育されました」と笑わせていた。