橋田壽賀子氏、安楽死宣言の真意語る「精いっぱい生きた」
脚本家の橋田壽賀子氏(91)が24日、フジテレビ系「ノンストップ!」のインタビューに応じ、安楽死宣言が反響を呼んでいることに「精いっぱい生きた。本当に悔いがない」と、改めて認知症となった場合は安楽死を希望する意思を表明した。
橋田氏は、雑誌で安楽死宣言を掲載し、反響を呼んだが、改めて番組のインタビューに応じ、安楽死を希望するようになった2つのきっかけを明かした。
1つは今年5月に転倒して顔に大けがを負ったこと。「もし、脚でも折ってこれで認知症になったら大変だな」と実感。そして2つ目が、認知症となった愛犬の死。この2つがきっかけとなり「私が認知症になってわからなくなって、人とのコミュニケーションも取れなくなって、そうしたら無駄な延命はやめて安楽死させてくださいって」と、いずれ自由が効かなくなった場合は、安楽死で逝きたいと訴えた。すでにスマホなどで、海外で安楽死を認めている団体なども調べているという。
橋田氏は、現在91歳だが「本当に精いっぱい生きた。したいことはしたし、本当に悔いがない」と、自分の人生を満喫したと宣言。現在はもちろん心身共に健康で、来年はアジアクルーズなども申し込むなど、元気いっぱい。健康な今だからこそ、自分の意思をしっかり伝えようとしたようだ。