フジテレビの亀山千広社長が２５日、同局内で定例の社長会見を開いた。年内で解散するＳＭＡＰの冠番組「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ（スマップ×スマップ）」の最終回について語った。

　前日発表された「ＮＨＫ紅白歌合戦」の出場者にＳＭＡＰの名前がなかったことについて、感想を求められた亀山社長は「ああ、出ないんだなあと。逆の言い方をすると、『ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ』の最終回がどこになるか別問題として、我々としては５人が並ぶ番組を持っているわけですから、『ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ』を盛り上げたいと思いました」と最終回への思いを新たにした。

　最終回の日取り、内容について、「まだ僕のところにどういう形でやるか、聞いておりません」とした上で「スタッフも彼ら５人と話し合いながら少しずつ、少しずつ、お互い納得できる形で、ＳＭＡＰの皆さんも納得してほしいし、待っているファンの皆さんもいるし、『ＳＭＡＰありがとう』と言えるような番組づくりをしてほしい」と語った。

　２５日時点でフジテレビは１２月２６日の午後６時半以降を調整枠として用意。大型特番を編成できるよう準備している。この点について、社長は「空いているところはそれかなと想像していますが、まだ確認はしていません」と明言しなかった。大きな特番となるかどうかについては、担当役員が「そうだったらいいなと、努力をしている所です」と回答した。

　社長は過去には「２０年タイムテーブルを支えてくれた番組である以上、一つの曜日の一番組ではなく、タイムテーブルを使ってフィナーレを盛り上げることができないかと現場に要望してます」と盛大な形で５人を送り出す意向を示していた。