フジ社長 「鬼平犯科帳」終了で中村吉右衛門に感謝
フジテレビが25日、定例の社長会見を開いた。1989年から放送されてきた時代劇「鬼平犯科帳」が12月2日、3日の「鬼平犯科帳 THE FINAL」(後9時)でシリーズを締めくくることを受け、亀山千広社長が、鬼平こと長谷川平蔵を演じてきた歌舞伎俳優の中村吉右衛門に対して、あらためて謝辞を送った。
「中村吉右衛門さんは歌舞伎界のスーパースターで大御所の大役者さんです。28年間、歌舞伎の舞台の合間を縫いながら、テレビに、鬼平に没頭してくれたことに関しては、心から感謝したいと思います」と感謝した。「大変なご苦労があったと思います。舞台とテレビの流儀はまったく違いますし。テレビを愛してくれていた。鬼平という役に没頭することが歌舞伎役者の血なんだろうという気がして、頭が下がるし、感謝の言葉以上のものを(送りたいと)感じます」とシリーズ最終回にあたっての思いを語った。