荒木飛呂彦氏「ジョジョ立ち」まねるファンに驚き 「不可能なように描いてるのに」
「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる漫画家の荒木飛呂彦氏が30日、「ベストドレッサー賞」を受賞し、都内での発表・授賞式に出席した。席上で、「ジョジョ-」シリーズで登場する奇抜な立ちポーズ「ジョジョ立ち」について、実際にはまねできないように描いているつもりなのに、ファンがまねをしているのを見て驚いていると明かした。
スタイリッシュであることでも知られる荒木氏は、この日も黒色のジャケットとドット柄のパンツで登場した。1960年生まれの56歳であることが発表されると、会場内からはどよめきも起きた。
「ジョジョ立ち」について司会者から振られると「そっちで受賞したと思う」と荒木氏。彫刻作品などをモデルにしており、「ふざけてはいない」と解説したが、最近、ファンがネット上に「ジョジョ立ち」を物まねした動画や写真を投稿しているのには驚いていると打ち明けた。
「できないように描いているんです。普通の人がまねるよりさらにグッと描くんです。それを皆さんがやるので、びっくりしているんです。あれは不可能なように描いているんです」
「ジョジョ立ち」生みの親も、ファンの熱量にはタジタジだった。