紅白出場の坂本冬美「どうしても出たかった」 演歌界の厳しい現実に「切なく」
演歌歌手の坂本冬美が1日、大阪市内で「坂本冬美コンサート2016~恩師 猪俣公章を謳う~」を開催した。大晦日のNHK「紅白歌合戦」には28回目の出場となるが「今年は30周年ということでどうしても出たかった」と心情を吐露した。
和田アキ子や藤あや子が落選するなど、ベテラン勢が次々と姿を消した今年の紅白。世代交代や演歌を取り巻く厳しい状況に「複雑。ちょっと切なくなりますね」とため息をつき、「演歌代表?そんなおこがましいことは言えませんが、そのくらいの気持ちでは歌いたい」と紅白に向けての決意を語った。
今回のコンサートは猪俣氏の曲を中心に熱唱。「先生は明るい反面、人を寄せ付けない繊細があった。私はその多面性が大好きでした」としのんだ。
また今年1年を振り返り「幸せでした!」と即答。「でもあくまで歌手として。来年50歳なんで、夏ちゃんに(結婚の話は)『痛い』と言われちゃうんで」と伍代夏子からプライベート話にダメ出しをくらっていることも明かした。