鳥越氏、昨年の流行語大賞は「五郎丸だった」授賞式欠席でトリプルスリーに
ジャーナリストの鳥越俊太郎氏が2日、フジテレビ系「バイキング」に生出演し、昨年まで審査委員を務めていた「ユーキャン新語・流行語大賞」の選考の舞台裏を告白。去年は本来ならば、ラグビーの五郎丸歩が大賞だったが、授賞式に来られないことがわかり、「トリプルスリー」「爆買い」になったことを明かした。
番組では、1日に発表された同賞について議論。鳥越氏は昨年まで、流行語大賞の審査委員を務めていたことから、自ら「プロセスを申し上げていいですか?」と切り出した。
選考については、事務局が選んだ候補から、審査員が5点満点で点数をつけ、ノミネート作品を選び、そこから集まって話し合い、トップテンを選出。その中から大賞が選ばれるという仕組みだという。
番組MCの坂上忍は大賞について「授賞式に行けないと(大賞は)もらえないんですか?」と質問。すると鳥越氏は「大賞については、来なかったら盛り上がらないので」と、授賞式当日に出席できることが条件であると認めた。坂上は「それってどうなの?」とブーイング。
鳥越氏は「ちゃんとした式にしたいという主催者の考え方」と説明すると、土田晃之も「このイベントは『現代用語の基礎知識』という本の宣伝のためのイベントだから」と、主催者の意図が反映されるのは仕方がないとした。
そして鳥越氏は「去年、実は五郎丸さんだったの。衆目の一致するところで、大賞だよねと」と、五郎丸ポーズで旋風を巻き起こした五郎丸が大賞だったことを明かした。「ただ、事務局が調べたら、用事があって来られないと。ということで、急遽大賞から外れ、その代わりにということで、みんなが四苦八苦してトリプルスリーと爆買いに」と、裏側を暴露していた。