岡田有希子さん 自殺の真相は…事務所元専務、1回目は誰かを思い2回目は自責の念
1986年に18歳で自殺したアイドル岡田有希子さんが亡くなる直前まで一緒にいた当時の所属事務所元専務が2日、TBS系「爆報!THEフライデー」に出演し、岡田さんが死を選んだ理由について語った。岡田さんはその日午前にも自殺を図り、1日に2回、自殺を図った。元専務は「1回目と2回目は理由が違うと思う」と述べた。
岡田さんは1984年に16歳でデビュー。新人賞を総なめにするほどの活躍だった。デビューから2年、86年4月8日に事務所の屋上から飛び降りて亡くなった。
サンミュージック元専務の福田時雄氏は「30年だねえ」と悲しみを新たにして振り返った。福田さんは、岡田さんが投身する直前まで一緒にいたといい、「1回目と2回目の理由は違うと思う」と語った。岡田さんは1日で2回、自殺を図ったという。
1回目は4月8日午前10時。身投げする2時間前だった。自宅の部屋にガスを充満させ手首を切った。マンションの住人がガスの警報器が鳴っていることから通報し岡田は緊急搬送され助かった。駆けつけた福田さんが話しかけても泣くばかりだったという。「しくしく泣いていましたね。どうやって慰めるか、落ち着かせるか」と振り返った。どこに行きたいかを尋ねると、岡田さんは「事務所に」とつぶやいた。
事務所に着くと社長から福田さんに電話が入り、席を離れた。部屋には岡田さんと付き人の2人が残った。福田さんが戻ると岡田さんの姿はなかった。福田さんは不吉な予感がして行方を探すと、屋上にスリッパがそろえてあったという。同日午後12時15分、屋上から投身した。
福田さんは自殺した理由について、「1回目はだれかを思って…。2回目は大変なことをしてしまったからもう生きてはいけないと思い詰めたのでは。周囲に迷惑をかけたといいう自責の念」との見解を示した。