フジテレビ 小川宏さん訃報に「現在のワイドショーの礎を築かれた」
フジテレビ「小川宏ショー」などで知られた名司会者でフリーアナウンサーの小川宏さんが11月29日に多臓器不全で亡くなっていたことが5日、分かった。90歳。東京都墨田区出身。
早稲田大学卒業後、NHKでアナウンサーとして1955年からクイズ番組「ジェスチャー」の司会を10年間務めた後、65年に退局。同年フリーに転身し、フジで「小川宏ショー」をスタートした。65年5月1日から82年3月31日まで17年間で放送回数は4451回。「人の名前を冠にした番組の世界最長寿記録」として、「森田一義アワー 笑っていいとも!」に抜かれるまで長期間、ギネスに認定された。
最終回前日の82年3月30日の放送回には、巨人で活躍した長嶋茂雄さん、俳優・石原裕次郎さん、女優・高峰三枝子さんが出演した。
フジテレビは訃報を受け、「小川宏さんはご自身のお名前が番組タイトルになった、小川宏ショーで司会をされ、長年にわたりフジテレビの朝の顔として、ご活躍されました。現在のワイドショーの礎を築かれたご功績に敬意を表すと同時に慎んでご冥福をお祈り申し上げます」と追悼のコメントを発表した。