チャンス青木さんが自宅で倒れ、72歳死去 ナイツのトークネタでも知られる
お笑いタレントで漫才協会の理事も務めていたチャンス青木さんが11月29日に心不全のため、72歳で亡くなっていたことが6日、分かった。海外から戻った夫人が、自宅で倒れて亡くなっている青木さんを見つけた。
漫才協会によると青木さんは以前、脳梗塞を患ったが、すでに回復。大きな持病もなく、同月22日には東京・浅草公会堂でのステージにも、真木淳と組んで「淳とチャンス」の名前でコントを元気に披露していた。
12月1日に出演を予定していた舞台に姿を見せなかったため、協会が電話したが連絡がつかず、5日夕方になって家族から連絡があった。葬儀・告別式は5日に近親者で行っており、2月以降に親族、出身のW一門関係者を中心に「お別れの会」の開催を予定している。
青木さんは1972年に宮城けんじに弟子入りし、77年に斎藤チャンスとWチャンスを結成。83年のコンビ解消後は、ピン芸人として活動。漫才協会の若手の指導役として知られ、お笑いコンビ、ナイツからは度々、トークネタにされていた。
お笑いコンビ、Wコロン解散後、ピン芸人として活動するねづっちはこの日、ツイッターを更新。「今日凄くショックなお知らせが来ました。大変お世話になった師匠が亡くなった。ショック過ぎて何とも言えない気分です。自分の師匠より長い時間を過ごし、思い出もたくさんあります。怖くて、とびきり優しかったチャンス青木師匠。心よりご冥福をお祈り致します」と別れを惜しんだ。
また、Wコロンでコンビを組んでいた木曽さんちゅうも「訃報です。チャンス青木師匠が亡くなられたそうです。あのいつもハイパーなチャンス師匠が…信じられません。御冥福を心よりお祈り致します。僕が漫才協会に入って以来、ずっと変わらず気に掛けてくれて、本当に有難うございました」と天国の青木さんに感謝した。