安藤優子 急死の武藤まき子さんから「怒られました」と偲ぶ…厳しくも温かく
フジテレビ系「とくダネ!」など数多くの情報番組・ワイドショーで芸能リポーターとして活躍した武藤まき子さんが虚血性心不全で5日、死去した。71歳だった。武藤さんは10月27日に営まれた俳優・平幹二朗さんの通夜も取材し、三田佳子ら弔問客にマイクを向けており、実質的には現役最高齢のリポーターだった。
報道番組一筋だった安藤優子キャスターは7日の「直撃LIVE グッディ!」の中で、2015年3月30日から同番組のMCを務めることになった際、大勢の人が居合わせたエレべーターの前で「『優子さん!力入りすぎ!!』って怒られました」と、武藤さんの厳しくも温かい人柄を思い出しながら語った。
武藤さんは毎日午前8時にはテレビの前に座り、かつて自身が出演していたフジテレビ系「とくダネ!」を見ることが日課だった。4日夜には「M-1グランプリ」を大笑いしながら見ていたが、5日朝は時間になってもテレビの前に姿がないことに夫が気付き、寝室に様子をみにいくと、武藤さんは「体調が悪い」と訴え、水を手渡したが、少ししか口をつけなかったという。昼頃、再び寝室をのぞくと、すでに意識はなく、救急搬送されたが、自宅で息を引き取っていたという。
安藤キャスターは突然の訃報に「なんでこんなことが起きるんだろう」「あまりに突然で…」と驚きを隠せず、「報道から情報(番組)に移ってくる時に随分お声をかけていただいたので、本当にショックで、まだ立ち直れていない」と明かした。