佐々木新一 今年6月、胃がんで余命半年宣告…一時は46キロに
「あの娘たずねて」が1966年に大ヒットした演歌歌手・佐々木新一(70)が7日、都内で新曲「みちのくランプの宿」(2月22日発売)の公開レコーディングを行い、今年6月に胃がんで余命半年の宣告を受けていたことを明かした。現在は、手術などの治療を受け体調も回復しているという。
佐々木によると、今年6月に体調不良を訴え、病院で検査を受けたところ、医師から「胃がん」と診断され、「このまま治療をしなければあと半年の命」と宣告された。すぐに仕事をキャンセルして7月に入院。それでも8月7日には自身の古希を祝うディナーショーがあり、病院を抜け出して出演した。これがたたり、体調がさらに悪化、同9日に手術を受けた。
その後は、通院しながら抗がん剤治療を続けているが、体調は回復。11月上旬から食事をとれるようになり、一時は体重が62キロから46キロまで急激に減ったが、今は52キロまで戻るなど、レコーディングができるまで元気を取り戻した。
胃がんを宣告されるまでは大病したこともなく、病院とは無縁の生活だったといい、「宣告されたときは、何でオレががんなの…と思いました」と落ち込んだことを明かした。
何とかレコーディングができるまで復活し、「自分には歌がありますし、新曲もこうして出すことができるので、前向きな気持ちが自分の中にはあります。それにファンの皆さんに『いい歌をもう少し歌っていかなければいけないよ』と言われているようで、あと何年かは歌っていけるような気がしています」と笑顔をみせた。
ステージなどでの歌唱はもう少し先になりそうだが「ステージに立つ姿が見たいと言ってくださるファンも多いので、勇気づけられます。早く病気を治して、元気な姿を皆さんに見ていただきたい」と話していた。