俳優・八嶋智人が１３日放送のフジテレビ系「直撃ＬＩＶＥ　グッディ！」で、「共演者を愛する方なので、水谷さんはそういう方なので、おつらい気持ちだったと察します」とテレビ朝日系ドラマ「相棒」シリーズの主演俳優・水谷豊を思いやった。「グッディ」で高橋克実の代役ＭＣを務めている八嶋は、来年１月１日に放送される「相棒１５　元日スペシャル」に出演し、水谷とも共演している。

　番組では、ｓｅａｓｏｎ１１から１３まで“３代目相棒”を務めていた成宮寛貴氏が、薬物疑惑報道をきっかけに芸能界を引退したことや、さらに高樹沙耶被告が１０月に大麻取締法違反（所持）で逮捕、起訴されるなど、共演者がマスコミを賑わせていることを取り上げた。

　この件を受けて、「バイキング」のＭＣを務める坂上忍と中継で意見を交換。坂上は高樹被告の名前を挙げながら、「本当、僕こういうことを言っていいのか分からないが、撮影中に起きたことではないので」と同情しながら、「水谷さんは本当にまじめな方なので重く受け止めてるんだと思うんですよね」と水谷を気遣った。

　一部では、成宮氏の所属事務所社長が８日に「相棒」の撮影現場を訪れ、水谷と約１時間にわたり、事情説明の話し合いを持ったと伝えられている。八嶋は８日、「グッディ」終わりにロケ部分から撮影に参加。そこでは水谷との絡みのシーンはなかったという。

　その上で「水谷さんという方は本当に現場を愛してらっしゃって。共演者１人１人を、スタッフ１人１人をお名前で、それぐらい、自分１人で作ってるんじゃなくて、みんなで作ってるという感覚が高い方」と水谷の「相棒」にかける思いを代弁。「おそらくシリーズとしては終わってる成宮君（側）の報告を受けて、残念だと思われたと思います」と胸中を察した。

　八嶋は「（４代目相棒の）反町（隆史）さんとのシリーズも始まってだいぶたってますし、来年には映画も控えています」と、「相棒」の未来について語り、「残念ですけれども、（水谷さんは）これから『相棒』のイメージをどうしていこうか、考えて複雑な思いになられたと思います」と話していた。