池乃めだか 島木譲二さんは「すごいやつ」 島田一の介と涙でたたえる

 脳溢血のため16日に72歳で亡くなった吉本新喜劇の島木譲二(本名・濱伸二=はま・しんじ)さんの通夜が17日、大阪市の新大阪典礼会館で営まれ、芸能関係者ら約300人が参列した。

 新喜劇で長く一緒の舞台に立った池乃めだか(73)と島田一の介(65)は「すごいやつやったなと話したんです」と島木さんの存在の大きさをたたえた。

 めだかは、島木さんに最後に会ったのが5年前だったという。「彼の美学で、元気、男、強いというのを持ち続けた。電話で『元気か?』と聞くことはできたが、(島木さんが)嫌がるのを分かっていたから、しなかった。かなり悪いとは聞いていたが、必ず帰ってきて一緒に仕事をできると信じていたから、つらい」と涙声に。

 一の介が「よく一緒に飲みに行った。飲むのが生きがいみたいだった」と話すと、めだかは「でも飲んでも乱れなかった。かっこよく、強く。弱いところを見せない。楽屋でご飯を食べているところも見せたことがなかった」と「大阪名物パチパチパンチ」を見せる島木さんとは異なる人物像を振り返った。

 めだかは「よく頑張ってくれた。僕らはあんなにできへん。すべったら嫌、とかなしに、精いっぱいやっていた」と話し2人で合掌した。

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