「なんでも鑑定団」で国宝級の大発見? 「曜変天目茶碗」か
テレビ東京は20日、「開運!なんでも鑑定団」の収録で「曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)」とみられる陶器が新たに見つかったと発表した。同局によると、徳島県の男性が番組に鑑定を依頼。大工をしていた曽祖父が、戦国武将・三好長慶の子孫が暮らす屋敷の移築を請け負った際、買い受けた骨とう品に交ざっていたらしい。
20日の放送では古美術鑑定家の中島誠之助氏(78)が本物と鑑定。「『なんでも鑑定団』始まって以来最大の発見ですね~」と述べ、2500万円の鑑定額を付けた。
静嘉堂文庫美術館によると、曜変-は南宋でつくられ、完全な形で残るのは世界に3つとされる。内側には、漆黒のうわぐすりの中に大小に連なる銀色の斑文があり、その周りに光彩が現れているため、宇宙に星々が輝くように見える。全て日本にあり、いずれも国宝に指定されている。