俳優・太川陽介（５７）とタレント・蛭子能収（６９）が、レギュラー出演中のテレビ東京系正月特番「ローカル路線バス乗り継ぎの旅　第２５弾　福島　会津若松～秋田　由利本荘　人情ふれあい珍道中」（１月２日、後５・５５）で、番組から卒業することになり２５日、都内で会見した。

　太川＆蛭子コンビに女性ゲスト（マドンナ）の３人で、自分たちで調べながら路線バスのみを利用して３泊４日で目的地に向かう人気旅番組シリーズ。２００７年１０月の初回から年に２～３回のペースで放送され、行程の決定などリーダーシップを発揮する太川とノンビリした蛭子の対照的な姿が大きな反響を呼んできたが、次回の正月特番をもって２人は卒業する。

　蛭子は「路線バスだけで旅するならまだできるが、途中歩かないといけないのがつらい」と卒業の理由も明かしながら「寂しい」率直な感想を語った。

　この番組でのコンビを大事にするため、他の番組での蛭子との共演は避けてきたという太川は、「これからは蛭子さんとの共演は増えると思う」と話し、すでに他の番組からオファーがあることも明かした。

　他番組からの共演オファーを聞き、蛭子が「太川さんとドラマで共演したい」と希望すると、太川は「まじめにできない」と苦笑いした。今後の蛭子との共演について太川は「やっぱり旅番組。今度は蛭子さんに全部やってもらって。文句言える逆転の立場でやりたい」と話していた。

　同番組は、今後も企画としては残り、別のメンバーで放送は続けていくという。