小林幸子 紅白連続出場ならず北欧へ オリラジの言葉に「ありがたい」
歌手・小林幸子(63)が28日、年末年始の休暇先のである北欧に向け成田空港から旅立った。出発前にデイリースポーツの取材に応じた小林は「来年も、時代をきちんとみて。小林幸子らしいことをやっていき、これまで見たことのない、新しい小林幸子を形成していきたい」とさらなる進化を誓った。
昨年は4年ぶりに紅白歌合戦に出演。ニコニコ動画とコラボして進化した豪華衣装は、大きな反響を呼び、今年に入り新たな仕事が続々と入ってきた。
新たにドラマやCMに出演。ほかにNHKBSプレミアムの子供向け番組「ワラッチャオ!」では歌のお姉さん役。若者向けファッションイベント「ガールズアワード」への出演。ダンス&ボーカルユニット「アルスマグナ」とのコラボなど、老若男女から受け入れられ、新たにチャレンジする機会にも恵まれた。
「皆さんが、小林幸子の新しいことを、よく探してきてくれる。だから今は楽しくてしょうがない。今までやってきた50年の演歌の世界では味わえなかった歌や人、ジャンル別に分けたらありえない方とコラボしたりとか。想像できなかった広がりがある」と来年も新たな挑戦ができる機会を楽しみにしている。
今年は昨年に続く紅白歌合戦への出場にはならず、27日で仕事納めとなり、この日から年末年始休暇で北欧へ。夫・林明男氏と2人でオーロラを見に行くという。
紅白には「これ(豪華衣装)がないとダメ!とみんなに言われる」と苦笑いだが「(RADIO FISHで出場する)オリエンタルラジオさんが『昨年の小林幸子さんを超える舞台をするように頑張ります』と言ってくれた。ありがたい。“超えるステージ”とは、うれしいですね」と言う。そんな声もあるからこそ「いつでも、小林幸子でしかできないことを表現する。後ろから追いかけてきてくれるなら、こっちもそれ以上に進んでないと」と、来年もその気持ちで突き進むという。
また新潟県出身の小林は、先日発生した糸魚川市の大規模火災での被災者へ、関係者を通じ義援金を送り、今年4月に発生した熊本地震の被災者には、新潟県山古志村にある「小林幸子田」で収穫した「幸子米」を送ったという。