韓国の５人組グループＢＩＧＢＡＮＧが２９日、京セラドーム大阪で１６公演に及ぶ４大ドームツアーの千秋楽を迎えた。最年長のＴ．Ｏ．Ｐ（２９）が来年２月に約１年１０カ月の兵役につくため、５人が日本でコンサートを開くのはこの日がひとまず最後。「ＦＡＮＴＡＳＴＩＣ　ＢＡＢＹ」や「ＭＹ　ＨＥＡＶＥＮ」などヒット曲を連発し、ファン５万人とともに完全燃焼した。

　昼に同所で行われたファンミーティングではクールなＴ．Ｏ．Ｐが感極まって泣き出すなど、惜しむしんみりムードも漂った。

　「今回のコンサートが私の最後の日本になります。そう思うと胸が痛くて苦しくなります」と切り出したＴ．Ｏ．Ｐは「皆さんとの出会いで私の人生は広がり、しばしの別れで、絆は深まると思います。とても会いたくなるでしょう。また会うその日まで元気でいてください」と頭を下げた。

　Ｄ－ＬＩＴＥ（２７）はライブ本編で「Ｔ．Ｏ．Ｐさんは５人の中で一番純粋で心が優しい人。できるだけそばにいて力を伝えたいなと思っていたんですが、なかなか恥ずかしくて１００％直接伝えられなかったんです。でもＴ．Ｏ．Ｐさんはわかってくれてると思います」とＴ．Ｏ．Ｐの人柄を語り、「僕たちは１０年以上ずっといました。これから体は離れても心はつながっています。僕たちは５人だけど１人、５つだけどひとつだから。無事に帰ってきてください」と再会を約束した。

　リーダーのＧ－ＤＲＡＧＯＮ（２８）も「僕ら５人はこれからも心を込めて頑張って歌い、踊ります。みなさんの胸の中に頭の中に思い出として深く残って、そしてお互いを思いながら一緒に未来を描いていける５人になりたい」と５人組としての強固な絆を強調した。

　グループは０６年に本国でデビューし、今年で１０周年。日本では０９年にメジャーデビューし、この日で京セラドームでのライブは通算動員１００万人を突破した。