KinKiが大竹しのぶが 根津さん訃報、紅白リハ会場でも悲しみの声…
大河ドラマ「黄金の日日」や映画「影武者」などに出演し、俳優として活躍した根津甚八(ねづ・じんぱち、本名透=とおる)さんが29日昼、肺炎のため、東京都内の病院で死去した。69歳。山梨県出身。01年に右眼下直筋肥大を発症するなど体調を崩し、近年は入退院を繰り返していた。
根津甚八さんの訃報を受けて、紅白のリハ会場でも悲しみが広がった。
KinKi Kidsの2人は、1996年のドラマ「若葉のころ」で親子役で共演しており、堂本光一(37)は「芝居という部分では初めてと言っていいぐらいの時にお会いした方。ありがとうございましたという言葉が届けば」と沈痛な表情。堂本剛(37)は根津さんをモチーフにしたコントもしたことがあるといい、「『怒らないかな…』と思っていたら、快く『やっていいよ』と。多方面にわたって、いろんな優しさを与えてくださった」と人柄をしのんだ。
根津さんの遺作「GONIN サーガ」で共演した桐谷健太(36)は、「言葉も体もままならない状態であるのに、本番の掛け声が聞こえた途端、台詞やアクションを狂気や執念に似た情熱で演じられる根津さんを見て、本物の役者魂を感じました」と回想。80年のドラマ「恋人たち」で共演した大竹しのぶ(59)は、「ああいう色気のある俳優さんが、また亡くなってしまった…」と肩を落としていた。