iKONがレコ大最優秀新人賞 外国人アーティストではBIGBANG以来
「第58回輝く!日本レコード大賞」(日本作曲家協会)の最終審査会が30日、東京・新国立劇場で開かれ、最優秀新人賞は韓国の7人組グループ、iKON(アイコン)に輝いた。外国人アーティストとしては2009年のBIGBANG以来7年ぶりの受賞となる。
名前が呼ばれると、ラップ担当のBOBBY(21)は飛び跳ねて喜んだ。ジナン(22)が「何て言っていいのか分からない。僕たちは幸せです。夢みたい」と感無量の表情を見せた。さらに「全部僕たちの音楽を聴いてくれたみなさんのおかげ」と感謝。
負け組から栄冠をつかみ、兄貴分に肩を並べた。iKONはBIGBANGと同じ芸能事務所に所属する“弟分”。13年に本国で放送されたオーディション番組に出演したメンバー6人を中心に結成。しかし同番組では現在WINNERとして活躍する5人に敗れていた。翌14年に再びオーディション番組が放送され、最年少チャヌ(18)を追加し、デビューをつかんだ。
日本でも15年にファンミーティングを重ね人気を獲得。今年2月にはデビュー前に日本武道館公演を成功させた。今年8月に発売した初シングル「DUMB&DUMBER」はオリコン1位を獲得。ライブには今年の新人ではダントツの32万2000人を動員した。
グループ名は“韓国の象徴(アイコン)”となることを期待され付けられた。海を越え、日本でも韓国音楽の象徴という地位をつかんだ。