人気声優・入野自由がチケット転売購入に警鐘 「どうか…どうか…手をださないで」
声優、俳優の入野自由(いりの・みゆ)が4日、ブログで自身のコンサートやイベントなどのチケットを転売しないよう、ファンに強く求めた。
ブログの冒頭で「端的に言います」と切り出した入野は「転売取引はやめてください。いかなる理由があっても、です。とても悲しいです。言葉にはできないほど…」と強い言葉で転売禁止を訴えた。
ブログによれば、入野が所属する事務所ファンクラブによるチケットは、身分証明書が必要なため、チケットの購入者以外が会場に入ることはできない。チェックをかいくぐるため、証明書を貸してチケットを転売するケースがあるといい「『身分証を他人に貸す』等の行為は、危険です!犯罪に巻き込まれる可能性もあります!絶対にやめてください」と懸念した。
「こうなってしまった以上、身分証やその他の件に関しても『より厳しく取り締まって行かなければならないのではないか……』と感じました。本来ならこんな事をここに書きたくないのですが書かずにはいられませんでした」と苦慮した末、ブログに書き込んだことを報告した入野。「どうか…どうか…そういったものに手を出さないでください」と、転売でのチケット購入をしないようあらためて呼びかけた。
日本では「日本音楽制作者連盟」や「日本音楽事業者協会」、「コンサートプロモーターズ協会」が合同で、昨年8月に、ウェブサイトなどで、チケットの高額転売に反対する声明文を発表。嵐、サザンオールスターズ、ユニコーンといった多くのアーティストがこれに賛同するなど、音楽業界全体の問題としてとらえられている。