レジェンドと言われる大御所声優・神谷明が５日深夜にテレビ東京系で放送された「じっくり聞いタロウ～スター近況報告～」（木曜深夜０・１２）に出演。声優になったきっかけや、オーディション事情まで赤裸々に語った。

　キン肉マン、北斗の拳のケンシロウから名探偵コナンの毛利小五郎まで、演じたキャラクターは５００以上という神谷。番組ＭＣの次長課長・河本準一が「声優という職業に元々憧れはあったんですか？」と声優になった動機について質問すると、「舞台俳優になろうと思って劇団に」と、最初は俳優になろうとしていたことを告白。「芝居だけでは食べてはいけませんので副業の一つに声優があって」と、声優は生活のための手段だったと話した。

　また、キン肉マンの配役決定の秘話も披露。通常は、キャラクター表という、主人公の画と台本を渡されて、その役を演じるというオーディション形式だが、キン肉マンの際は、キャラクターを見ずに声を出すというオーディションだったという。

　ネプチューン・名倉潤から「キャラクター見たことなかったんですか？」と質問されると、神谷は「ジャンプ全然見てなくて」と仰天告白。勝手に想像して出した声で、主人公のキン肉スグル役を射止めたと語っていた。

　神谷は大人気アニメのキャラクター声優を多く務め、代表作は『キン肉マン』（キン肉スグル）、『北斗の拳』（ケンシロウ）、『シティハンター』（冴羽獠）、『名探偵コナン』（毛利小五郎の初代）などがある。