松たか子ドラマ 不協和音告白…逆に浮かび上がった絆

 楽器を手にして笑顔を見せる(左から)高橋一生、松たか子、満島ひかり、松田龍平(楽器提供・日本ヴァイオリン)=スペースFS汐留
松たか子(左)の前でヴァイオリンを手にポーズを決める松田龍平(楽器提供・日本ヴァイオリン)=スペースFS汐留(撮影・園田高夫)
楽器を手にしてポーズをとる(左から)高橋一生、松たか子、満島ひかり、松田龍平(楽器提供・日本ヴァイオリン)=スペースFS汐留(撮影・園田高夫)
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 女優の松たか子(39)、満島ひかり(31)、俳優・高橋一生(36)、松田龍平(33)が9日、都内で、TBS系連続ドラマ「カルテット」(17日スタート、火曜、後10・00)の完成披露試写会に出席。楽しい現場ながら演奏場面では意見の違いから“不協和音”が流れた瞬間があったことを打ち明けた。

 軽井沢を舞台に弦楽四重奏(カルテット)を結成した男女4人の共同生活を描いた人間ドラマ。弦楽器初挑戦の4人は切磋琢磨しながら腕を磨いている。

 第1バイオリンの松は「バイオリンがまだ私を認めてくれない」と苦戦しているそうで、演奏中にアゴが出てしまう癖を注意されることには、「いいんです、もう顔は」と指先に神経を注いでいることを告白した。

 チェロの満島は演奏シーンの撮り直しを何度も直訴するそうで、「(私は)こだわりを持つし、面倒くさい。みんなは、やりたくないかもしれない」と苦笑い。第2バイオリンの松田は「僕は『もう、芝居やっちゃいましょうよ』と言っちゃいました」と一瞬“不協和音”が流れたことを明かしながら「松さんがメキメキ腕を上げている。僕のストレス」と松の上達ぶりにプレッシャーを感じていることを明かした。

 ビオラの高橋は「みんなは『楽器、そんなにできるんだ』というくらい力を入れている。『みんなでゴールしようね』と言ってるのにぶっちぎられないように…」と焦りも。主旋律を奏でる機会が少ない楽器であることも相まって、卑屈になっていることを自虐的に語るなど、それぞれが“不協和音”を告白しながら、逆にカルテットの絆を感じさせる会見となった。

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