キンコン西野、自著1万冊自腹購入は「すぐ売り切れるから」
絵本作家でお笑い芸人・キングコングの西野亮廣が12日、フジテレビ系「バイキング」のインタビューに応じ、自身が書いた絵本「えんとつ町のプペル」を1万部自腹で購入した真意について説明した。
西野は、当初、出版社から初版は1万部でと打診されたが、自分で1万部買うので初版3万部にしてほしいと要求。その理由について「1万部なんてすぐに売り切れる。こっちは記者会見や個展をそこにぶつけているので、それを見て本屋に行ったら(売り切れて)2週間ぐらいない、となると、売るチャンスがなくなる」と説明した。
ただ1万部がすぐに売り切れるという説得材料がなかったため、「ならば自分が1万部買う」と言い、約2400万円で1万冊を自腹購入した。
インタビュー内で西野は、自身で販売サイトを作り、発売以前から絵本の予約を受けつけ、発売日にはすでに1万件以上の予約を取り付けていたことも公表。「出版のルールを壊したかった」と訴えた。
2400万円もの大金についても「19歳から結構頑張って働いていたので」と、貯金はあったようで、本の儲けについても「何千万とかじゃないですか。でも全部次回作に使います」と話していた。
番組によると「えんとつ町のプペル」は昨年10月に出版。現在売り上げは23万部と、絵本業界では異例の大ヒット絵本となっている。ちなみに次回作については「時計台」をテーマにしていることも明かしていた。