安藤サクラ 予定外で三線生演奏

 女優の安藤サクラ(30)と伊東蒼(11)が12日、都内で行われたW主演の映画「島々清しゃ(しまじまかいしゃ)」(21日公開)の東京プレミア試写会で三線(さんしん)とフルートを生演奏し、客席を沸かせた。

 今作は新藤風監督(40)が11年ぶりにメガホンをとり、オール沖縄ロケで撮影された。伊東は耳がよすぎて少しでも音がずれると頭が痛くなる小学生のうみ、安藤は東京からコンサートで訪れたバイオリニストの祐子を演じた。

 この日のイベントには、映画のタイトルとなった沖縄の名曲「島々清しゃ」の生演奏が盛り込まれた。当初から伊東は劇中で吹いたフルートをライブで初披露する予定だったが、演奏メンバーがステージに上がると、演奏予定のなかった安藤もなぜか三線を持ってソデに。「写真撮影用に三線持って来てと言われていたんです。演奏しない私がどうやって立っていればいいのか考えていたんですが、もうひいちゃおうかと思います」と言い、ステージに腰掛けスタンバイした。

 すぐさま演奏が始まり、安藤も伊東も見事な演奏を披露。安藤は「ひけました」と満足な表情を浮かべ、劇中でバイオリンの演奏は披露しているが「三線は劇中でひいてもいないし、触ってもいません」と明かした。関係者によると、安藤が持参した三線は自前で演奏経験もあるそう。ファンには思わぬ形でW主演の共演を聴くことができた。

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