阪神大震災で被災の水崎綾女「22年目でやっと気持ちが…」

学生と対話する水崎綾女=神戸市内
震災を振り返った水崎綾女=神戸市内
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 女優・水崎綾女(27)が16日、神戸市・東遊園地で行われた「阪神淡路大震災1・17のつどい」の事前準備に参加し、震災から22年となる17日を前に思いを語った。

 5歳のときに自宅で被災したという水崎。1年間の避難所暮らしを経て、仮設住宅で4年間を過ごした。

 阪神淡路大震災のつどいに参加するのは上京してから初めてだという。「22年目にしてやっと気持ちが向いてきた」と複雑な胸中を吐露した。

 映画「光」(2017年公開)に出演したことが転機になった。「居場所を見つけた」といい、「この仕事を選んで周りを勇気づけ、希望を与える。そういうことができるときに初めてここに来ていいのかなって」と参加を決めた理由を話した。その上で「もっと(震災のことを)話したり、聞いてもいいのかな」と語り、学生との対話にも参加。自身が被災したときに助けてくれた人たちへの恩返しとして「自分にできることをしたい」と前向きに話した。

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