水崎綾女「自分にできることを」 阪神・淡路大震災から22年…被災後、仮設住宅で4年過ごす
6434人が亡くなった95年の阪神・淡路大震災は17日で22年になる。5歳の時に自宅で被災した女優の水崎綾女(27)が16日、神戸市の東遊園地で行われた「阪神淡路大震災1・17のつどい」の事前準備に参加し、デイリースポーツに思いを語った。
水崎は避難所で1年間、仮設住宅で4年間を過ごした。
参加するのは上京後、初めて。映画「光」に出演したことが転機となり「22年目にしてやっと気持ちが向いてきた」という。「この仕事を選んで周りを勇気づけ、希望を届ける。そういうことができる時に初めてここに来ていいのかなって」と理由を明かした。
この日は「もっと(震災を)話したり、聞いてもいいのかな」と、学生との対話にも参加。被災時に助けてくれた人たちへの恩返しとして「自分にできることをしたい」と前向きに話した。
兵庫県の各地でこの日、犠牲者の鎮魂を祈る行事が開かれた。伊丹市の昆陽池公園では6434本のろうそくがともされ、宝塚市では武庫川の中州に石で形作った「生」の文字をライトアップ。神戸市の須磨寺では追悼の法要が営まれた。