ゲイ告白の声優・三ツ矢雄二 目覚めたきっかけは男児との「小5のキス」

 声優の三ツ矢雄二(62)が18日、フジテレビ系「バイキング」に生出演。62歳でゲイであることを告白した心境などを語った。

 三ツ矢は大人気アニメ「タッチ」の上杉達也役で大ブレークしたベテラン声優。12日深夜にテレビ東京系で放送された「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」で、ゲイであることをカミングアウトした。

 三ツ矢は「周囲の人は全員ゲイだって知ってます」としたが、改めてテレビでゲイと明かしたことについては「たまたまゲストで呼ばれて、グレーゾーンと言っているけどゲイ?ストレート?と聞かれたのでゲイですと言っただけ」と、深くは考えていなかったという。「普通のこととして軽くしゃべったことなのに、こんなに反応があるとは思わなかった」と驚いてみせた。

 三ツ矢は、ゲイであることは「生まれつきだったと思う」と明かし、小学校5年生の時に6年生の男児から「キスしていい?」と言われ、突然キス、しかも舌を入れられたディープキスをされたことでスイッチが入ったとも告白。「キスされて嫌じゃなかった。ぼくは男性が好きなんだって薄々感じていた」と当時を振り返った。

 今まで自らを「グレーゾーン」と称して、正式にゲイだと公表しなかったことについては「兄が会社務めで、定年までは言うのを辞めようと思っていた」と告白。その兄も無事に会社を勤め上げたことから「ぼくも62歳。いい年になったので好きに生きるためにもカミングアウトしてもいいんじゃないか。まだ偏見もあるので、それを取っ払いたいと思った。第二の人生を生きたい」と、自らのセクシャリティを公表することにしたという。

 三ツ矢は20歳から32歳まで、恋人の男性と一緒に暮らしていたといい、新宿二丁目などにはまったく遊びに行かず「家庭に入っていた」という生活を送っていた。そのため同じセクシャリティの友人がほとんどいないそうで「今回カミングアウトしたことで、お友達が増えるといいな」と期待を寄せた。

 現在は友達と同時に恋人も募集中。一部で俳優の加瀬亮がタイプと告白しているが「ああいう、ポワンとした静かな人が好き。さりげない人がいい」と笑顔。今回番組で改めてカミングアウトしたことに「ゲイのみなさん、自分が変だと思わず、状況に即して、自分の人生つかんでいってもらえたらと思います」と呼びかけていた。

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