生田斗真「最も苦労した役」を支えた亡きりりィさんの言葉 ベルリン映画祭出品も発表
俳優の生田斗真(32)が18日、都内で、主演映画「彼らが本気で編むときは、」(2月25日公開)の完成披露試写会に、俳優・桐谷健太(36)らと共に出席。2月9日から19日までドイツ・ベルリンで開催される「第67回ベルリン国際映画祭」のパノラマ部門に正式出品されることが発表された。ジェネレーション部門でも特別上映されることも決定した。
トランスジェンダーの女性を演じた本作は「はっきり言って傑作。俳優人生の中で最も苦労した役」と言い切る自信作。世界三大映画祭の一つ、ベルリン映画祭に桐谷や荻上直子監督(44)らと出席する生田は「我々、この作品をもってベルリンに行って参ります。トランスジェンダーを題材にしているので、海外の方が日本の文化の形をどうごらんになるか、興味がありますね」と報告した。
今作は昨年11月に死去した、「私は泣いています」の大ヒットで知られるシンガー・ソングライターで、女優としても活躍したりりィさんが最後に出演した映画作品でもあった。
昨年3月の撮影を思い返しながら生田は、「りりィさんが最後に出られた(映画)作品です。僕が(トランスジェンダー役に)自信がなく、現場にいるときに、近寄って来てくれて『素敵よ、大丈夫よ』と言ってくれた。大好きな先輩です」と思いを語り、最後に「りりィさんに拍手していただけますか?」と呼びかけると、会場から温かい拍手が送られた。