阿部寛 工藤阿須加に対抗心「僕も昔はスッキリしてた」
俳優の阿部寛(52)が18日、都内で行われた主演映画「恋妻家宮本」(28日公開)の夫婦&カップル限定試写会で舞台あいさつを行った。壇上には劇中で阿部が演じた宮本陽平の大学生時代を演じた俳優・工藤阿須加(25)、宮本の妻・美代子役の天海祐希(49)、大学時代の美代子役の早見あかり(21)も登場した。
阿部を「尊敬する先輩」と言ってはばからない工藤は「大学生時代の役と聞いて“おれでいいんですか”っていう感じでした。どうやったら近づけるかを考えてました」と大感激。
はしゃぐ工藤に対して阿部は「ぼくも昔は(若くて)スッキリしてたんでね」とクールな対応。20代前半はファッション誌「メンズノンノ」のモデルとして活躍していただけに、対抗心をチラリと見せた。さらに「将来こう(自分のように)なりますよ」と年を重ねた工藤の“未来像”をイメージさせ、会場の笑いを誘った。
天海も早見から「シャンとしたかっこいい。なりたい女性像です」と最大級に持ち上げられ苦笑い。「こうなっちゃダメ。考え直して!」と早見の勢いにブレーキを掛けていた。
映画はドラマ「家政婦のミタ」(11年)、「女王の教室」(05年)などの脚本を手がけた遊川和彦氏(61の初監督作品。妻の押印済みの離婚届を偶然見つけてしまった男の苦悩を描いている。