鈴木亮平、体重増減の苦労明かす 減量時は「人格変わる」
俳優の鈴木亮平が20日、NHK「あさイチ」に生出演し、役作りのための体重増減法を明かした。身長186センチ、75キロの鈴木だが、減量した時は56キロに体重を落とし、逆に増量した時には56キロから86キロまで体を大きくしたという。
鈴木は実際、2015年放送のドラマ「天皇の料理番」で、病で亡くなる役を演じるため、20キロの減量に取り組むと、巨漢の高校生を演じた映画「俺物語!!」(同年公開)では体重を30キロも増量した。
減量時に食べていたものは、ボウル1、2杯のキャベツや鶏むね肉などを「小さいスプーンで食べると、より噛むんですよ。噛むと食べた感じになって20分ぐらい食べていると、お腹いっぱいになる」と振り返った。
逆に、太る時には「蒸しパン」を食べていたといい、「甘くて油がいっぱい入っているのでカロリーを稼げる。ふわってしていて詰め込みやすい。20分間で4つぐらい、1日に何度も」と役づくりの秘話を明かした。
体重増減の苦労については、「ある程度まで痩せるのは簡単。太るのは無理して食べなければいけないのでつらい」と話したが、やはり世間と同じように減量の方は鈴木にとってもかなり難しかったという。
「痩せるといった状態から、やつれるといった状態になるときは、精神的にやられる。栄養失調の状態になるので本当につらい」といい、当時の精神状態については「怒りっぽくなるのが最初にきて、それから無になって、朝も2時ぐらいに起きて、それから何もない0の状態になる。体力も人の愛情も何もなくなり、寝たきりになる。自分の人格が変わっていくのがつらい。食べ物のことしか考えられなくなる」と深刻な状況に陥ったことを明かした。
健康状態は「検査に行くと、まったく問題ないと言われました」としたが、増量時には疲労感が抜けず、「消化ってすごく体力を使うらしいんです。なので、朝起きても疲れが全然取れていなくて。いつも疲れとの戦いでした。全部、体力を内臓にもっていかれていた」と話していた。