元妻・仁科亜季子、松方さんは「私が本気で愛し、共に歩んだ」
俳優の松方弘樹(まつかた・ひろき、本名目黒弘樹=めぐろ・こうじゅ)さんが脳リンパ腫のために亡くなったことが23日、分かった。亡くなったのは21日。74歳だった。
元妻の女優・仁科亜季子が訃報を受け、お悔やみのコメントを発表。松方さんと79年に結婚し、克基、仁美をもうけたものの、98年に離婚した仁科は「大変驚いております。私が本気で愛し、二人の子供を授かり二十年以上も共に歩んで参りました方です。今は、安らかにおやすみくださいますよう、心よりお祈り申し上げます」と悼んだ。仁科は昨年7月22日、闘病中の松方さんを「早く良くなってほしい」と気遣った。その際、「明日(彼の)誕生日なんですよね」と元夫の誕生日を覚えていた。
克基も「15年以上も、会えないままの別れになってしまいました。最後にもう1度会って、一緒にお酒でも飲みたかったです。僕にとって、偉大で大変尊敬する役者でした」と父への思いがつまったコメントを寄せた。