梅宮辰夫、松方さん遺骨前に涙「人間ってこんなに簡単なのか…」
俳優の梅宮辰夫が24日、神奈川県内で取材に応じ、21日に亡くなった親友・松方弘樹さんの密葬に参列したことを明かし、火葬場で目の当たりにした遺骨に「人間ってこんなに簡単なのかとつくづく思った」と涙ながらにその死を悼んだ。
梅宮は松方とは公私にわたって親交が深く、梅宮は昨年3月からずっとお見舞いにいっていたという。訃報は亡くなった21日に届き、密葬にも参列。梅宮によると、密葬には梅宮の他、パートナーである元女優の山本万里子、実弟の目黒祐樹と目黒の妻、最初の妻との間に出来た子供2人が参列したという。
最後のお別れの際には「(松方から)天国にも海があって、カジキマグロがいるから、釣りに来いと言われた気がしたので、俺もすぐに行くから待ってろ」と呼びかけたという。
梅宮は火葬場にも同行したが「遺品も花もない。骨だけがバラバラになって出てきたんです。悲しかった。人間ってこんな簡単なのかとつくづく思った」「(遺体を焼く)1時間であんなに変わってしまう。死んだらおしまいだと思った」と語ると、こらえていた涙が落ちた。
「昭和の残り少ない映画俳優。他に数いない。僕らの時代とちがって、今は平成の芸能人ばかりで最後の生き残り。あいつまでいなくなっちゃって、寂しいです。悲しいです」と訴えた。