「シン・ゴジラがブルーリボン作品賞 庵野総監督&樋口監督のこだわり凝縮
東京映画記者会(デイリースポーツなど在京7紙で構成)が制定する「第59回ブルーリボン賞」が、25日までに決定した。授賞式は2月8日に東京・内幸町のイイノホールで開催される。
作品賞に輝いた「シン・ゴジラ」は庵野秀明総監督(56)と樋口真嗣監督(51)の徹底したこだわりが凝縮された映画だった。樋口監督は「かみ砕いて伝わりやすくはしなかった」と明かした。
ゴジラという“大災害”対策に官僚らが奔走する姿ではリアリティーを追求。一方で、強いリーダーシップを発揮する矢口(長谷川博己)の演出を振り返り「“こうあってほしい”というファンタジー」と笑った。
ゴジラについては「ほぼ理想通り」と満足げ。特にこだわったのはゴジラの目だという。「人間の目玉。ゴジラ=人間ではないが、あくまで人間を見下ろしてくる目。これは1作目からそうで、変えずにやった」と明かした。