神田沙也加「アナ雪」で全てが変わった 念願の初座長、大地真央と堂本光一手本に

 ミュージカル「キューティーブロンド」に主演する神田沙也加(30)が27日、大阪公演(4月27日~30日・メルパルクホール大阪)の会見を大阪市内で会見した。大ヒットした同名映画を原作に、2007年にブロードウエイで上演。今回日本初公演となる。

 神田と言えば、大ヒットしたディズニーアニメ「アナと雪の女王」の日本語吹き替え版アナ役で一躍、時の人となった。それまでもミュージカルなど舞台を中心に女優としてのキャリアを積んでいたが「あれがターニングポイント。全てが変わりました」とキッパリ。オーディションでつかんだ役で、「それまでミュージカルをやっていたから受かったと思う。演じながら歌わないといけなかったから」と自身の経験の全てをぶつけた役だった。

 もともと「面白いし、ディズニーなので固定のファンはいると思っていたから」とヒットは予想。「だけどあんなに社会現象になるなんて!自分が遠くへ行ってしまった感じさえしました」と予想をはるかに上回ったことを明かした。

 「アナ雪」以降も、歌唱力を生かしたミュージカルに出演。今回は初の座長公演となった。「座長となれば、自分のことだけじゃなく、全体も見なければいけない。演出家やスタッフの方にもおくせず意見しないといけないし、逆に話をきちんと聞かなければ」と気を引き締めた。「人見知りはしないけど、リーダー的立場は初めてなので」と不安ものぞかせた。

 尊敬する座長は「大地真央さんと堂本光一君」と神田。「大地さんは瞬き一つ計算するほどすきがない。以前ご一緒したとき、穴があくほど観察させていただきました」という。堂本とは東京と福岡で共演。「4カ月間、疲れた様子は全く見せない。あれが座長の姿なんだと思いました」と感嘆した。

 念願の初座長公演に「ふだんから楽屋や稽古場に差し入れするのが好き。でも今回は座長ですから!おにぎりかサンドイッチを手作りして差し入れしたいな」と思いをはせていた。

 東京公演は3月21日~4月3日東京・シアタークリエで上演。

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